歯科用金属の金パラを売却する場合、どんな流れで、どれくらいの価格で買い取ってもらえるのでしょうか？本記事では、歯科用の金パラとは何かという説明から、買取の流れや価格、買取業者選び方までご説明します。

「金パラ」とは？

歯科金属買取について調べていると、「金パラ」という言葉をよく目や耳にします。そもそも金パラとはどんなものなのでしょうか。

正式には「歯科鋳造用12％金銀パラジウム合金」といいます。
よく、「金パラ」「12％金パラ」「歯科用パラジウム」などともいわれるものですが、どれも同じものを指しています。ここからは本記事では「金パラ」と呼ぶことにします。

金パラは、歯科の保険治療用の貴金属製品の一つで、歯の詰め物であるインレーや、歯の被せ物であるクラウンによく使われています。金パラは、その金属組成の割合はJIS規格で定められています。

その割合は、金が12％、パラジウムが20％であり、その他はさまざまな成分が含まれています。その他の成分は、例えば、銀が50％前後、銅20％前後などさまざまです。メーカーによって金とパラジウム以外に使われている金属や割合は異なりますが、金とパラジウムは必ず同じ割合で含まれています。

金パラは現在、複数のメーカーから出ていますが、例えば金パラ製品で、金12％、パラジウム20％、銀46％、銅20％のものは1包30g、1枚1gで、だいたい6～7万円くらいで販売されており、この金パラ製品の未開封品や開封品などを買い取ることができます。

歯科用金パラを賢く売るには？

ではこの金パラを賢く売るためにはどうすれば良いのでしょうか。そのポイントをいくつかご紹介します。

●買取査定を依頼する

やはり1番は、業者によって買取相場が異なるため、まずは金パラの買取価格を知ることです。買取査定を依頼するといいでしょう。また金パラは複数メーカーあり、メーカーごとの違いもありますので、「このメーカーの金パラはいくらくらいになりますか？」と聞いてみるのも一つの方法です。

●手数料の確認も欠かさずに

その金パラそのものの買取価格だけではなく、分析や査定に手数料がかかる場合もあります。査定に料金が発生する金パラの場合、どのくらいかかるのかは業者によって大きく異なりますので、よく注意してください。後から手数料がかかることを知って後悔するようなことがないように、事前によく確認しましょう。弊社では手数料は事前に明示しておりますのでご安心ください。

金パラ買取事例

金パラは実際、どのように買取依頼がされているものなのでしょうか。一つ事例を見ていきましょう。

ある歯科医院では、以前使っていた歯科材料が残っており、その一部が金パラでした。

未開封のものは良いにしても、開封済みのものは果たして値打ちがあるのかどうかは、歯科医院のスタッフでは判断はつきませんでした。そこで金パラを多く買い取っている弊社にお声がかかりました。仕分けから分析評価まで丁寧に行い、どのような値打ちがあるのかも丁寧にご説明しました。

そのお客様は、自分が思っていたよりも高い買取価格が提示されたことに満足した上に、さらに分析結果の説明が丁寧だったことから、他の歯科材料についても相談しようと思ったとおっしゃってくださいました。

もし金パラが余っている、処分したいけれど売れるのではないかと思っている方は、査定、見積もりをぜひ弊社へご依頼ください。

歯科用金パラの費用相場

歯科用金パラはどのくらいの値段で売ることができるのでしょうか。その一般的な費用相場をみてみましょう。
（価格は2019年7月1日の相場値を参照相場値として使用しております。）

・12％金パラジウム合金（未開封）
約50,000円/1個 30g

・12％金銀パラジウム合金（未開封）
約50,000円/1個 30g

・12％金パラ(開封品）
1,316円/1g

未開封であればかなり高額で売れることがわかります。また開封品であっても30グラムあればおよそ39,000円くらいの相場になっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。金パラは歯科金属買取の中でもポピュラーな製品になっています。このような中、金パラが余っている方は、ぜひ弊社へお気軽にご相談ください。